園日記

保育室環境の変化

子どもたちよ 子ども時代をしっかりと楽しんで下さい。
大人になってから 老人になってから あなたを支えてくれるものは 子ども時代の『あなた』です(石井桃子 児童文学作家)

以前、公開保育でお世話になった幼稚園の園長先生が教えてくれた石井桃子さんの言葉です。

幼児期は『後伸びする力』を育む場所。
幼児期は『遊び』の中で主体的に対象と関わり、自己を表出することによって、知的好奇心が生まれ、探索し、知識を蓄える器を形成していきます。また、自己を表出することにより、私は何者であるかという『自我』が芽生え、自分を取り巻いている他者や社会への感覚が養われます。

このように子どもにとっては、夢中になったり、達成感を味わったり、失敗したり、感動したり、様々な経験を主体的に行い、社会性を育まれる『遊び』がとても重要であります。

今年度、担任の先生から、保育室の環境を『もっと子どもたちのための環境へ』変えてみたいという提案から、家具の模様替えや子どもたちが遊びを選択しやすい家具の導入、玩具の更新等を行いました。
すると、子どもたちがより主体的に遊びを選択出来るようになったり、一斉活動の中の待ち時間が無くなったり、時間のメリハリが付いたり、伸び伸びと過ごす姿が増えたと感じました。
最初は1つのクラスから始まり、隣のクラス、他の学年、そして全クラスまで波及し、先日、すべて一通り終えたところです。

これからも、みんなで遊ぶ環境を整え、子どもたちにとって、楽しい場所を1つでも増やしていけるように仕掛けていきたいと考えます。